「就労・就業支援」

NTT×KDDI

就労・就業支援で「一歩を踏み出すきっかけ」を就労・就業支援で「一歩を踏み出すきっかけ」を

2021.07.16 Fri.

2021年2月から「就労・就業支援事業」の受講者を募集。3月からスタートしたプログラムのここまでの進捗を担当者や受講者の声とともにお伝えします。

実際の様子

スキル研修から資格取得支援、
就業まで、
両社のリソースを活用して
包括的にサポート

1990年代初頭にバブル崩壊後を経験した日本社会では、急激な社会環境の変化によって「思うような就労機会が得られなかった」「能力開発の機会が得られなかった」という方が多くいました。いわゆる就職氷河期世代と呼ばれ、国や地方自治体による就労・就業支援も多く展開されています。NTTとKDDIの「つなぐ×かえるプロジェクト」の支援事業は、公共の支援事業と何が違うのか、担当者は次のように言います。
「公共の就労・就業支援事業と異なるのは、リモートワークのスキル研修から、資格取得の支援、NTTグループとKDDIグループで求人枠を設けて自社で採用まで行っている点です。支援事業の主体が採用まで行う、つまり入口から出口まで包括的にサポートできるのは民間ならではだと思います。また、失業保険を受けていないと参加できないなどの条件は一切ありません。すべてのプログラムがオンラインで実施されるため、全国どこからでも、どなたでも手を挙げられる点も大きなポイントだと考えています。」(担当者A)

本事業の流れ本事業の流れ

本プロジェクトには、8,300名超の方からの応募がありました。すべての応募者の方にリモートワークスキル研修、支援セミナーを受けていただきました。本事業では、研修や資格取得を通じてICTのスキルを身につけていただくプログラムを用意していたため、すぐに就業したい方、研修などに参加する時間を確保できない方、ICT以外の道を求める方などには、それぞれ関連する就業支援プログラムのご紹介も行いました。

より幅広い機会の創出を目指して、
4つの資格研修コースを設定

本事業のICT研修では、「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」、「ITパスポート」、「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」、「CompTIA Cloud Essentials」の4つのコースを設けており、受講者には、ご自身が目指すコースを選んでいただき、研修受講後は、それぞれ資格取得を目指します。

  • OAコース MOS マイクロソフトオフィススペシャリストOAコース MOS マイクロソフトオフィススペシャリスト客観的なパソコンスキルを証明できるため、あらゆる職種での就職や転職を目指す方にお勧めです。
  • ビジネスコース ITパスポートビジネスコース ITパスポートエンジニアなど専門職の初歩資格として、また幅広い知識が武器になる営業種などにもお勧めです。
  • ネットワークコース CCNAネットワークコース CCNA専門性が高く、未経験からIT業界を目指す方、上位ネットワークエンジニアを目指す方にお勧めです。
  • クラウドコース CompTIA Cloud Essentialsクラウドコース CompTIA Cloud Essentialsこれからクラウド関連の業務に就くエンジニアの方や、クラウドを提案する営業の方にお勧めです。

「いずれもの資格もICT業界ではベースとなる資格です。一方で社会に目を向けると、コロナを機に多くの企業がリモートワークを活用し始め、ICTを活用できる人材のニーズが増しています。また、両社の本業であるICT・通信分野は、両社のリソースが生かせるという点も挙げられます」(担当者B)
各研修はオンライン会議システムを使ったフルリモートで実施。講師による一方的な講義にならないよう、双方向でコミュニケーションをとれるよう工夫し、コースによっては、受講者同士によるグループワークも取り入れました。研修が終了した受講者には資格取得のバウチャーを渡し、各自のタイミングで資格取得試験を受験していただく流れになっています。

受講者たちからの
前向きな反応

「公共事業の場合、どこか『やってもらって当たり前』という受講者の雰囲気を感じることもありますが、今回の受講者は意欲的な方がとても多く、意識の違いを感じます。リモートワークスキル研修からICT研修、資格取得という長期に及ぶプログラムにもかかわらず、ICT研修に進まれた受講者からは離脱者がほとんどいないことに驚いています」(事務局担当者)
本事業では、多くの就労支援を行っている「認定NPO法人 育て上げネット」にも参加いただいており、受講者からの研修や就業に関する悩みや日常生活に係る相談まで受けられる体制を整えるなど、きめ細かい支援を行っており、受講者が安心して取り組める環境となっています。
いくつか受講者からの声をご紹介します。

  • ICT業界とその職種について知ることができて良かった。支援セミナーの内容を参考に自分でもしっかりと調べてみたい。ICT業界への興味が増しました。

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  • IT知識ゼロからのチャレンジなので苦戦しましたが、今まで持っていなかったネットワーク技術について学べることは、とても楽しかったです。ネットワークエンジニアを目指したい気持ちが強くなりました。

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  • 講師の皆さまのサポートが手厚くいつでも質問できたため、とても学習しやすかったです。IT未経験ですが、ミニテストで上位の成績を取ることもでき、自信につながりました。

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  • 本気でIT業界への転職を考えているので、その姿勢が企業様に伝わるよう、ITパスポートの資格を取得したい。そうなるためにも日々の講座を集中して受講しました。

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  • 高度な知識を持つ講師の方々が、我々のような初歩的なことも分かっていない受講生に、一から教えてくださる。受講できて本当によかったと感謝しています。

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このプロジェクトは大河の一滴。
他の業界にも活用できる
ロールモデルに

一部の受講者からは資格試験合格という嬉しい声も届き始めています。
今回の取り組みを通じて、就労・就業支援に対する社会的ニーズの高さを感じていると担当者は言います。
「『どうして民間企業でこのような取り組みが実現できたんですか』という問い合わせもいただきました。両社の強みを生かして『通信・ICT分野でご支援したい』という共通の思いがありました。この支援事業は大河の一滴で、波紋が他の業界に広がり、社会全体で同じような取り組みが進んでいけばいいなと思います。」(担当者A)
「就職氷河期世代に限らず、それぞれが望む環境で働けない方はたくさんいると思います。研修を受講し、資格を取得して、今まで自信を持てなかったけど少し自信が持てるようになったなど、一人でも多くの人に『それぞれの一歩を踏み出すきっかけ』を提供したいと考えて始めたので、そういった意味では手応えも感じ始めています」(担当者B)
2021年2月にスタートした本取り組みも、一部の受講者は、現在(6月末時点)はICT研修が終わり、就業に向けたキャリアカウンセリングが始まっている段階。今回の就労・就業支援の機会を生かして、受講者の皆さんがそれぞれ希望する道への一歩を踏み出していただけるよう引き続きサポートしてまいります。